「五郎」初めてのお稽古の結果は・・・○(まる)でした。
大薩摩の「本手押し重ね」は難しく、何度もつけてもらいましたが、それ以外は、おおよそ弾けました。転調(本調子→二上り)もわりとスムーズでした。
実は、先輩方のおさらい会を観ても、「五郎時致」がひとつのハードルだということがわかりました。
初歩なのに名曲の「松の緑」、ほとんど音源がないが手のおもしろい「末広がり」と比べて、「五郎」は表現も複雑ですし、また最初のうちは長いだけの曲に感じられてとらえ所がありませんでした。(なんせ、仇討ちと郭通いですからね(笑))
だから何度もテープを聴き、難しい手のところは流れるまで何度もお稽古を重ねました。おさらい会から二十日ほどあったので、二日で1ページのペース(全部で11ページ)で進めました。
結果、「よく勉強してるね」と誉められました。
また、「おもしろくなってきたね」と先生の破顔は印象的でした。
この「おもしろくなってきたね」というのは、この調子でつづけてやれば、もっと先へ伸びるよという意味のようです。
おさらい会でも、稽古事は真剣にやらなくてはいけないとおっしゃっておられました。
まじめに稽古すれば、その分成果が生まれ、報われるということです。
いままで一夜漬けで、稽古事はあまり真剣にならなかったのですが、今回は違います(断言)。
車の中でも長唄のCDを聴き、仕事のBGMも長唄。
家や風呂ではついつい口三味線。
頭の中で三味線の音がグルグル走り回っています。
中毒でしょうか(笑)
最近は脳内と口三味線で作曲もしたりしてます。
暇さえあれば、弾きたくなるし、弾かないと手が震えてきます。やっぱり中毒なんだな(爆)