先日のクーベリック・トリオのコンサートで、高知在住の作曲家で武中淳彦(たけなかあつひこ)の作品が2曲発表された。
いずれもピアノ三重奏曲(ピアノ+ウ゛ァイオリン+チェロ)で、ひとつは『蒼のソナチネ』という幻想的な自然を表現したような曲で、もうひとつはアンコールに、ピアノトリオ版で“世界初演”となる『ニホンカモシカのダンス』というカモシカが飛び跳ねて戯れているようなリズミカルでユニークな曲だった。
武中さんは箏+十七絃+ウ゛ィオラによる三重奏も作曲されているということもあり、意気投合して深夜まで語り合い再会を約した。
彼の音楽は情景が見えてくるものが多い。