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和楽器ことはじめ


三味線~バチ皮の位置



 バチ皮を貼る位置は、三味線のジャンルによって異なります。
 おもに、長唄(ながうた)、地唄(じうた)、民謡、津軽などです。細棹から中棹くらいまでは半円のバチ皮、津軽と民謡の一部(義太夫もかな?)は、長方形のバチ皮を貼ります。
 バチ皮は棹の中央線より、三の糸側にずらして貼ります。撥の当たる方向を考えれば当然ですよね。

 バチ皮を貼るときの注意は、中に空気が入らないように、定規などをつかって、糊と空気を外に押し出すことです。
 私が習った方法は、いちばん手にフィットする分度器(小学校で使ったものです)でまず中の余計な糊を掻き出すものです。

 掻き出した糊は、皮の表面がツルツルしているので、指でなぞれば、あとからまとめて取れます。しつこくて取れない糊は、手拭いに唾を少し付けて、こすり取ります。

三味線~バチ皮の位置_d0001411_23555379.jpg
 

  (これは私の、仕事用の記録ノートです)
by wagakkiya | 2005-05-07 23:55 | 職人仕事(13)

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和楽器屋の職人仕事と邦楽・伝統芸能の魅力をわかりやすく熱く語ります!
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